住宅照明の考え方

照明設計コンセプト

1.「昼は昼らしく、夜は夜らしく、」

いつも身近に感じている太陽の光は、日の出から日没まで様々に変化していきます。
日中の白っぽい光は夕暮れに近づくにつれ、あたたかな光に変化し黄昏を迎えます。
照明設計を考える上で、この光の変化が重要なポイントとなります。
昼間は、太陽の光をいっぱいに浴びて、活動的に過ごし、夜は、やすらぎの空間の中、ゆっくりと過ごしたいものです。
『昼は昼らしく、夜は夜らしい光環境』
私たちは、この人間にとって最も自然な生活スタイルを、最適な照明環境とともに 提案してゆきたいと考えています。

2.「照明設計は、光のデザイン。」

照明設計は、器具のデザインではなく光のデザインです。
ただ空間を明るくすることだけではなく、
「空間の用途」「生活シーン」「空間の雰囲気」に合わせた
最適な光をデザインすることなのです。

設計プロセス

【ヒアリング】

照明設計においてコンセプトづくりは重要です。

住まう人・設計者などの考えをヒアリングし、
どのような光のデザインが最適なのかを考えます。

【光のデザインイメージ】

空間のどこに、どのような光が必要なのかを決めていきます。 スケッチやイメージ写真を基に光のデザインを提案いたします。

【照明設計】

光のデザインを具現化するための照明器具をリストアップします。 ここでは、配光、光色、メンテナンス、省エネルギーなどに加えイニシャルコストやランニングコストについて、考慮した最適な照明設計を行います。 コンセプトは、10年後も愛されている照明設計です。

【プレゼンテーション】

照明設計は、コンセプトボード/器具リスト/照度分布図を用いてわかりやすく提案いたします。
また、それだけでは照明設計をイメージすることが難しい場合もあります。
必要に応じて3DCGにて光空間をシミュレートしたプレゼンテーションを行います。


  • コンセプトボード


  • 照度分布図


  • 3DCGによる空間イメージ

住宅照明設計の10箇条

『住宅照明設計の10箇条』

  1. 人の目が明るさを相対値で感じ取る特性を設計に活かす。 (満月0.2Lx でも新聞が読める)
  2. 包む光、照らす光、刺激する光を併用する。
  3. 一番明るくしたい場所はどこかを見つける。
  4. 埋め込みより直付け、直付けよりブラケット、ブラケットよりスタンドを使用する。
  5. ブラケット+スイッチ+コンセントの3点縦列を採用する。
  6. ディマーの有益性をフルに活かす。
  7. 常夜灯、残置灯を設ける。
  8. 光の色温度2,800~6,000K を適切に採用する。
  9. ランプ選びには輝度も重要な要因。
  10. 10年後も愛される設計かどうか、自己点検する。 

1993年 宮地彌典

住宅照明のポイント

住宅照明の基本は、あたたかな色の光を用い「お部屋の用途」・「生活シーン」・「生活スタイル」に合わせ、ここちよい光を デザインすることです。
夜はあたたかかな光で落ち着いた空間をつくるため、色温度の低い光源(色温度2,800K~3,500K)を用いることが重要です。 さらにスイッチ・調光器を併用すれば、生活スタイルにあった優しい光空間が得られるでしょう。 それでは、夕方から就寝までの光の変化を見てみましょう。

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

①  6:00pm 夕方... お子さんの為のリビングのあかりと、夕食準備のキッチンのあかり
②  7:00pm 夕食... 料理を美味しく、家族団らんのためのペンダントのあかり
③  9:00pm くつろぎ... 落ち着いた雰囲気の中、語らいの時間(シーリング:60%、ブラケット、スタンド)
④ 11:00pm 就寝前... ブラケット、スタンドの光量を落とし、良質の睡眠にいざなう
⑤  0:00am 就寝... ブラケットを調光し、常夜灯として使用

このように様々な生活シーンに応じて、光を上手く活用することが重要なのです。
注目すべきは、器具のデザインよりも、光のデザインです。

PAGE TOP